ニュースでもたくさん流れたので皆さんご存知かと思います。
2022年9月23日、西九州新幹線が開通し、武雄温泉駅にやってきました!
パチパチ、拍手!
武雄は私が小学時代を過ごした故郷で、いまも両親の実家は武雄温泉駅から徒歩三分のところにあります。
いやぁ、テレビで「武雄温泉駅」の名前を見て、めっちゃテンションあがりました。泰造さんのサウナドラマで御船山観光ホテルを見たとき以来の興奮でした。
私は小5の時に、父が武雄町でクリニックを開業して、家族で隣に建てられた自宅に引っ越しました。
今から42年前のことです。
はじめて自分の部屋をもらって、大喜びで窓を開けると、
国道を挟んだ向かい側に大きな看板があったのをはっきり覚えています。
「2000年、新幹線を武雄温泉駅に誘致しよう!」
1980年、当時はまだJRではなく国鉄で、
新幹線とは博多と東京を結ぶ、まさに日本の背骨でした。
当時年の割にませていた私は、
「いやいや、新幹線がこんな田舎にくるはずなかろうもん」とか、
「2000年て、そんな先の看板ば今作ってなんになると?」とか、
ひねくれた感想を持ったものでした。
それが、2000年どころかさらに20年以上過ぎた2022年になって、とうとうですよ。
たぶんそのころ誘致に関わっていた人たちは、たいがいお亡くなりになってるんじゃないでしょうか?
そう思うと、人間の執念というか、根気強さというか、いやはやすごいです。
国の形を作るような事業は、そのくらい先を見越して腰を落ち着けてやらなければならないものなんでしょう。
武雄の隣の嬉野町は、私が幼稚園時代を過ごした町で、電車の駅が無いド田舎でした。
そこに初めてできたのが、新幹線の駅とは!
嬉野温泉もいい感じの鄙びた温泉郷なのですが、交通のアクセスが悪いのだけが難点でしたので、これから人気になるといいですね。
これだけ大きな事業ですから、無駄だとか不便だとか反対する人がいるのもわかります。けれどそこは前向きに考えて、半世紀越しに完成した先人の努力の結晶を、より良い形で有効利用できるように盛り上げていただきたいですね。
私もこの年末は、長崎まわりで帰郷しようかと夢を膨らませています!