娘のうんち

わたしは小さい頃から運動が苦手で、体育の成績は2とか3でした。

娘(中二・厨二)にもそれがばっちり遺伝されているようで、先日の体力測定ですごい伝説を打ち立ててきたようです。

1)握力測定

握力計を握るものの針がほとんど動かず、記録を見せたところ、係の人に綺麗な二度見を決められる。
さらに「全力で握っていいんですよ」と声を掛けられるが、すでにマックスパワーだった。

2)ハンドボール投げ

友達の女子が20メートルを連発する中、
「娘ちゃんは、7メートルいったら褒めてあげるよ」と言われて頑張ったら、6メートルだった。
ちなみに一般的な一車線道路の幅は8メートル。娘は、道路の向こう側までボールを投げられないらしい。
しかも家に帰ってきて「友だちに投球フォームがメチャクチャ可愛いって褒められた」と超ドヤ顔。フォームが可愛いというのは、おそらく幼稚園児並みの不器用な投げ方だったと推測される。

3)反復横跳び

1メートル幅に引いた3本の線を20秒間でまたいだ数を競うこのテストは、2回行って良かった方が成績となる。
娘のテストに立ち会った先生は、2回の成績を見て、
「本当は2回やって良い方をとるんだけど、もう1回やってもいいわよ」
どうやら良い方がなかったらしく、まさかの救済措置を提案してくれる。
そこで娘は、
「ありがとうございますぅ、でも、もうだいじょうぶデス。遠慮しておきますぅ」
と、華麗に拒否
彼女いわく、「2回やってめちゃくちゃ疲れたから、3回目なんて記録伸びるわけないじゃん」

そんな彼女の将来の夢は、仮面ライダーになること。
運動は一切しないくせに、ときどき自分の部屋でライダーキックの練習をしているらしい。