劇団新感線の「蛮幽鬼」観てきました!!
客演の上川隆也さんが主役を演じるという、新感線では割とよくあるパターンですが、
上川隆也さんが主役の場合、非常にチケットがとりにくくなるんだそうです。
たぶん、彼のコアなファンが根こそぎチケットをさらっていくんでしょう。
しかも、今回、上川隆也さんの相手役が堺雅人さんということで、
もともと広くない新橋演舞場は超満員でした!
お弁当も売り切れでした。
私が観たのは開演してまだ二日目。
ラストの盛り上がるシーンで上川さんの剣がとんでっちゃったり、
稲森いずみさんが最初から最後まで噛みまくりだったり
いろんなことがありましたが、
内容は100点満点中、350点でした。
前回の蜻蛉峠より面白かった。
まず、ホンが良かったんです。
オーソドックスなストーリーに魅力のあるキャラクターをちりばめた
中島かずきさんの脚本は、
観ていて安心感があり、すっと心の中に入ってきます。
そして、役者さんもよかった。
一番はなんといっても堺雅人さんです。
もちろん上川さんも「主役とはかくあるべき」というカンジなんですが、
堺さんは、花があって、それから面白みがある。
新感線初出演とは思えない溶け込み具合でした。
新感線の劇団員では右近健一さんが良かったですね。
劇団員のほとんどの人たちが、ほんのチョイ役でしかでてこないわけなんですが、
もう20年近く観ていますので、彼らがみんないい役者さんになったことを実感します。
観る予定のない人に是非オススメしたいのですが、
残念ながら今からではチケットの入手は困難でしょう。
DVD出ると思いますから、そちらで是非一度ご覧ください。
そういえば、BeeTVで実写でやる「伝染るんです」のかわうそくん、
古田新太さんがやるそうですね。
ニュースで「かわうそくんに古田新太が抜擢」とか書かれていて
ちょっと、イラっとしました。
抜擢というのは、若手に使う言葉であって
古田さんのような30年ちかいキャリアがあり、
今まさに第一線で活躍している人気俳優につかう言葉じゃあるまいに、
ちなみにうちは嫁も私もソフトバンクなんですが、
嫁がこれを観るためだけに乗り換えるとか言いだしそうで心配です。